れいとくんのエピソード

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更新日 2009-08-23 | 作成日 2007-12-31

エピソード01 コミュニケーションと椅子

手を使いやすくするために

れいとくんは小学2年生の男の子です。

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椅子をつくってから4年以上が経過しているため、もう身体にあっていないのを修理しながら使っていました。
座っていてとてもつらそうでした。

それでも『ちゃんと座りなおして』と言われれば身体を起こしてくることが出来ます。

身体が前に倒れやすく、あごを上げた姿勢で前を見ます。
上体を起こすときに腕や足を反動に使い、肩や頭を押し付けるように突っ張らせる動きがあります。
ゲームをすると体が左右前後にぐらつき、腕をこわばらせて身体を安定させます。
ゲーム機のコントローラや画面をグーで押してしまうこともあります。

そんな状態で座っているためかだんだんと疲れてしまい、遊びに集中できません。
床に下ろして欲しいと要求することが多いようです。

床では余計に身体が突っ張り、股関節が脱臼しかかってしまいました。

突っ張りを少なくしたい。
もっと身体を安定させて手を上手に使えるようにしたい。

そんな願いから椅子作りがスタートしました。

座位保持装置での様子

手を使いやすくなった先で見えてくること

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無駄な力や反動を使わなくても身体を起こしていられるようにする姿勢を、
担当のセラピストの先生と一緒に考えました。

少し骨盤は後傾させて、胸から頭の重さが背もたれにのるように胸郭を後ろへ引きました。

これで椅子に座って前を向いているときは問題なくなりました。

もともと、れいとくんはとても座ることが上手です。
手を使うときも足が一緒に突っ張ったりせず、首もすごく安定しています。

お腹に胸から上の重さが掛かって落ち込んでしまうのが問題でした。

胸から上の重さがうまく背もたれに分散されれば、
今まで以上に上手に座れるようになりました。

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しかしゲームを机の上におくと前のめりになります。
目が少し見えにくいので対象に顔を近づけてしまうのです。


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そこで角度を変えることが出来る書見台(チェインジングボード)を試してみました。
安定した姿勢を維持できるように『環境を整える』ようなイメージでした。

お母さんからのお便り

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目が悪く、座位保持でゲームをするのが嫌で、いつも寝てやるーと言うので
寝てやらせていたら、足に力が入り、緊張が強くなって脱臼気味になってしまいました。

この前PTの先生にも言われたのですが、座っていると緊張もあまり無いようなので
座位保持をテレビの位置に合わせて使おうと思っています。

座位保持や書見台でいままで上手にできなかったことが、できるようになることを期待したいと思います。
この前、書見台でDSを上手に指を使ってやっている姿を見て本当に感動しました。
とても楽しみにしています。


これから先、れいとくんにとって大切な能力である『コミュニケーション』を
するためには
トーキングエイドやパソコン、などを含めた環境設定が必要です。

れいとくん自身も興味があるようで、熱心に取り組んでくれるのでは期待されておりました。

そんな話をお母様としておりました。
これかられいとくんが周りに何を伝えてくれるのか、楽しみですね。